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俺的バイブルをお見舞いしてみる

The AFTRLife



嗚呼、予定より遅れる事一週間、とうとう読み終わったので記事が書ける。
これこそ我が恍惚のひと時ぞ。

というほど大げさなものでもありませぬが、先頃読んだのは数年前に絶版になったトム・ロビンズ著「香水ジルバ」でありやがる。
一度目に読んだのは多感な高校生の頃で、これは地元の図書館だったかどこかで借りたもの。
青春期からの人格形成に大きな影響を与えた一冊としてその後も私の心象に深く残っておりましたので、二度目を読むべくネット通販でお取り寄せ。
物語はというと。
理不尽な死、という運命からの逃亡、その末に辿り着いたるは1000年という長きに渡る不老不死の旅路。
その旅路と「香水」との重要な接点とは…

もういい。ページ数が莫大にあるので粗筋をようまとめきらん。ワシには。
半ば哲学的思想が多く織り交ぜられているので取っ付き悪い人には辛いかもね。

それでもこの作品が非常に私にとって面白く思えるのはですね。
トム・ロビンズという人はアメリカ人にして反キリスト教思想を持った作家なのですよ。
キリスト教によってもたらされた忌まわしき文化を皮肉った作品ばかりを世に送り出してる人。

この作品もまた然りで、社会の思想に縛られない奔放な生き方をする作者自身の心象風景を物語として転化させているかのようである。
と、こう書くと非常に堅っ苦しい文体なのかと諸君は思われるかもしれないが、実に冗談混じりでバカバカしくも大まじめな読みやすい文体なのですよ。
なるほど。
斯くしてこれを10代の頃に読んでみた私は、メジャー指向からの脱却を図りましてサブカル街道ひた走り、今日に至るわけ。


10年の時を経て初心に帰るべく再び読み返してみましたが、けっこう作品としてのアラが見えちゃうね。
例えば主人公が家庭も省みず「自分が一番大事」な姿勢で生き抜くところとか。
ひとえにロビンズ自身がビートニクの影を色濃く残しているからしょうがないのだけれど。

が、しかし。
昨日のコーヒー&シガレッツ見てもそう思ったけど、今のニッポン「自分が一番大事」くらいのスタンスで生きなきゃつまんね大人になっちまうぞ。若人ら。
SO-1 * BOOK/MAGAZINE * 15:20 * comments(0) * trackbacks(0)

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