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魔法ビン

小学生の頃、運動会や遠足などで水筒を持参することが、しばしばあった。
私は水筒の計画性がないタイプで、いつかの遠足では、行きのバスの中でほとんど飲み干してしまっていた。枯れ果てていた私は、隣に座っていた女の子(女子)から、お茶を分けてもらった。本当にありがたかった。そして、1口飲んだその瞬間、突然激しい衝撃が私を襲った。恋?いや、私がその女の子を好きだったとかは、もうどうでもいい、肝心なのはそのお茶が異常に冷たかったことなのだ。
要するに魔法ビンだったのだが、当時の私は知らなかった。いったいどんな魔法を使ったの?とか、気の利いた質問も当然できないまま、ただただ驚くばかりだった。
「魔法ビンだよ。」その女の子が教えてくれた。私は本当に知らなかったのだ。ま、魔法ビンって・・私はあざ笑った。小学生の私とって、そのネーミングが一番、魔法じみていた。ばかばかしい・・私はその名前を一切信じなかった。女の子は本当だよと、少し怒りはじめていた。しかし、お茶が激しく冷たいのは確かだ。私は魔法ビンをじっくり観察した。フタを開けると、内側が反射していた。狭いような、広いような・・・なんか吸い込まれそうだ。どこが底なのかがわからなくなってきた。そしてだんだん気分が悪くなってきた。長時間下を向いていた私は、少し酔ってしまったようだった。観察をやめて、ぼーっとしながら私は女の子に言った。
「値札が付いてるよ、魔法の・・」、いや、言えなかった。
ヒロポン * LIFE STYLE * 12:29 * comments(0) * trackbacks(0)

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